1. タトゥーマシンの原理
まずパワーサプライを電源につなぎ、その後にタトゥーマシンをパワーサプライと接続します。
一般的な出力ボルトは6から16Vとなります。2つのコイルがアマチュアバーへ磁力を発することにより、アマチュアバーが引きつけられ動き出します。それに加えスプリングの弾力により、早いスピードでの打ちつけるモーションを可能にします。この動きにニードルが連携し、肌の中にインクを入れることができます。
2.タトゥーマシンのセッティング
1)まずパワーサプライを電源につなぎ、スイッチをオンにします。つまみを回して、出力ボルトを6-12Vに設定します。(※高い電圧程、マシンのスピードが速くなります。このスピードはライニング、シェーディングなどの内容により調節します。) クリップコードとフットスイッチを各々パワーサプライに接続します。
2)クリップコードの針金製の二股のフックをタトゥーマシンの穴へ差し込みます。フットスイッチを踏むとマシンが動きます。マシンが動かない場合は、以下の原因が考えられます。
A: コンタクトスクリューの位置が合っていない
B: クリップコードが正しく接続されていない。もしくは線が切れている。
Aの場合、フロントバインディングポストのネジを緩め、コンタクトスクリューを時計回りに動かし、フロントスプリングと接触させます。その間、フットスイッチを度々踏んでみて、マシンが動き出したら、フットスイッチを離し、ネジを固く締めます。ショート(逆流)などの時には、パワーサプライが点滅します。
Bの場合、(1)パワーサプライ内部ショート、もしくは(2)マシンやフットスイッチなどの間違った接続による外部ショートが原因と考えられます。プラグ、クリップコード、フットスイッチの接続を再確認して下さい。
3.タトゥーマシンの接続
1)マシンがスムーズに動作する状態になりましたら、チューブ、グリップ、チップを接続しボルトをきつく締めます。(コンボなど既に出来ている場合は省略して下さい。)
2)ニードルを接続する前に、ニードルの先端が欠けていないかなど確認して下さい。グロメットもしくはニップルをアマチュアバーの突起部分へ取り付け、ニードルの輪っか部分をここへ引っ掛けます。
3)ニードル先をチップへ差し込み、グリップを動かして希望の位置でチューブクランプを締め固定します。再度ニードルの先が1-1.5mmの間で出ている状態が望ましいので、確認して下さい。
4)ニードルの輪っか部分より8mmくらいのニードルバーにラバーバンドを取り付けます。ニードルのぶれや落下を防ぎます。強くラバーバンドで締めすぎるとマシンのスピードが落ちますので、適度に調節して下さい。これでマシンの接続は終了です。
4.マシンが動かない場合
A. 出力が低過ぎる
6-16Vで調節して下さい。
B.パワーサプライのスイッチが入っていない
オンになっているか確認して下さい。
C.コンタクトスクリューがフロントスプリングに接触しているが、近過ぎるため、ショートを起こしている
コンタクトスクリューのネジを緩め、アマチュアバーが動けるスペースを確保してから、再度固く締めて下さい。
D.コンタクトスクリューがフロントスプリングに接触していない
コンタクトスクリューが弾かれてしまっている可能性があるので、再度接触させてから、コンタクトスクリューのネジをきつく締めて下さい。